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洗濯と香害

香害から子どもを守る|無添加洗濯と学校でできる対策まとめ

洗濯物の匂いで頭が痛いと言い始めた

はじめて無添加さん
はじめて無添加さん

学校の給食エプロンの香りが強くてつらそう

はじめて無添加さん
はじめて無添加さん

そんな悩みを抱えるご家庭は年々増えています。

実は 我が家でも、給食当番の共有エプロンの香りがつらい と子どもが訴えたことがありました。

バンビ
バンビ

当番が終わって持ち帰ったエプロンを洗うと、
家中が一気にその香りで満たされるような感覚 に。
小さな体には負担なんだと実感しました。

柔軟剤や洗剤に含まれる人工的な香りが原因で体調不良を起こす“香害”は、子どもにとっても他人ごとではありません。

この記事では、香害の仕組みから家庭・学校でできる対策、そして無添加でできる洗濯のコツまでをまとめました。

今日から少しずつ取り入れられるヒントになればうれしいです。


香害とは?柔軟剤の香りで体調を崩す仕組み

香害とは、香り付き製品のにおいで体調不良が起こる状態のこと。

特に柔軟剤や洗剤などの日用品に含まれる合成香料が原因となりやすく、子どもが不調を訴えるケースもあります。

合成香料には揮発性有機化合物(VOC)が含まれ、空気中に広がることで周囲の人の体に負担を与える可能性が指摘されています。最近増えている“マイクロカプセル香料”は衣類に付着して長時間放出されるため、香りが強く残る傾向があります。

例えば・・

  • 頭痛・吐き気
  • めまい・倦怠感
  • 咳・喉の違和感

香りに敏感な子は、教室や体育館など「人が集まる場所」で症状が出やすいこともあります。

香害は“好き嫌い”ではなく体調の問題。まずは、香料の量が多い日用品を少しずつ見直すことがスタート地点です。

→ 柔軟剤の香りがつらい方は、こちらの記事も参考にどうぞ。
【柔軟剤の香りが苦手な人向け】柔軟剤 危険ランキング

香害で困りやすい3つのシーン

家の中:洗濯物・寝具・部屋干し

家庭に香り成分が蓄積して、家族の体調に影響することがあります。

柔軟剤入りの衣類はクローゼットの中でも香りを放出し、寝具やソファに移りやすいからです。部屋干しが多い家庭では、香りがこもりやすく、とくに子どもは体調不良を訴えることも。

具体策

  • 柔軟剤の使用量を減らす
  • 部屋干し時は換気を徹底
  • 寝具はこまめに天日干し

まずは「家の空気」を整えることが、香害対策の第一歩です。


学校:体操服・給食エプロン・教室のにおい

学校は香害の相談がもっとも多い場所です。

バンビ
バンビ

体操服・給食エプロン・上履き袋など、家庭で洗濯した衣類が一斉に集まるため、多様な香りが混ざりやすい環境だからです。我が家の子どもにとって香害と出会うきっかけは学校だったかも。

例えば・・

  • 給食エプロンの香りで気分が悪くなる
  • 体操服のロッカーに近づくと頭痛がする
  • 教室に入るだけで気持ちが悪くなる子もいる

学校での香害は「子ども自身が言い出しにくい」ため、親が気づくサインが重要になります


職場・習い事・公共の場

子どもが通う習い事や教室、公共施設でも香害が起きることがあります。

衣類の密集や換気不足で香りがこもるためです。

外出先でも、においが強い場面は避けるなど小さな工夫で負担を減らせます。


子どもを香害から守る「無添加洗濯」の基本

香害対策は「おうちの洗濯を無香料に寄せること」から始めるのが最も効果的です。

子どもが毎日着る服に香り成分が残ると、長時間吸い込み続けることになります。洗剤・柔軟剤を変えるだけで、体調が軽くなる子もいます。

具体策

  • 無香料の洗剤を選ぶ(合成香料・着色料・蛍光増白剤なし)
  • 柔軟剤をいったんゼロにしてみる
  • ゴワつきはクエン酸リンスで補う
  • 部屋干し臭は酸素系漂白剤で解決

無添加洗濯の考え方や、やさしい洗剤・柔軟剤の選び方を全体から見直したい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
👉 【無添加洗濯の基本】敏感肌と香害にやさしい洗剤・柔軟剤の選び方まとめ

無添加洗濯は「香害を減らす」だけでなく、敏感肌の子にもメリットがあります。


学校・体操服・給食エプロンでの香害対策

移り香を防ぐ家庭での工夫

  • 無香料洗剤で洗う
  • 風通しの良い袋で提出する
  • 帰宅後すぐ洗濯して香りを残さない

学校に相談する時のポイント

  • 強い表現は避けて「体調の事実」を中心に伝える
  • 「どうかお願いします」ではなく「相談したいことがあります」の姿勢
  • 先生の負担にならない範囲での工夫案を提示する
バンビ
バンビ

どうしても香りが強く耐えられなかったので、我が家の場合、個別にエプロンを用意することに落ち着きました。

家庭でできるフォロー

  • 帰宅後の服を換気の良い場所に干す
  • 子どもが言いにくい場合は親が代わりに相談
  • 給食エプロンの素材選び(通気性の良いもの)

学校側で検討してもらえる対策例

バンビ
バンビ

学校側でも少し工夫してもらえるだけで、子どもの負担が大きく減ります。

体操服や給食エプロンが集まる場所は、香りが滞留しやすく、敏感な子どもが体調不良を感じやすい環境だからです。

具体策

  • 持ち物プリントに一言添える
    「強い香りの洗剤は控えめに」の一文があるだけで効果大。
  • 給食エプロンを学校でまとめ洗い
    無香料洗剤を使えば、香りの差が生まれにくい。
  • 授業前後の換気を増やす
    体操服が廊下に集まる時間帯に換気するだけでも改善。
  • 先生方へ情報共有
    「香りに敏感な児童がいます」と知ってもらえると、柔軟剤や整髪料の使い方に自然と配慮が生まれます。

すべてをお願いする必要はありません。できる範囲の小さな工夫でも、香害の負担は確実に軽くなります。

家族や周りの人に「香害」をどう伝える?

香害は“においの好き嫌い”ではなく、体調に影響する問題です。

バンビ
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相手を責めず、やさしく事実を伝えることが大事。

匂いの感じ方は人それぞれで、「いい香り=マナー」と考えている人も多いです。否定した伝え方をすると衝突しやすくなるため、まずは「自分や子どもがどんな症状で困っているか」を丁寧に共有するほうが受け入れてもらいやすい傾向があります。

パートナー・祖父母に伝えるコツ

私が実家に帰省した日のこと。
玄関を開けた瞬間、思わぬ強い香りにびっくりして、思わず足が止まりました。

バンビ
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「柔軟剤の香りが・・強すぎる〜!」

  • 「この香りで子どもが頭痛と言ってて…」と子どもの変化を軸に
  • 「柔軟剤の量を少しだけ減らしてみてもらえる?」と段階的にお願い
  • 代替案(無添加柔軟剤なし/ミョウバン水/クエン酸など)を横に置く

ママ友・先生への一言例

  • 「うちの子、香りが強いと頭が痛くなるみたいで…」
  • 「香りが強い服の時だけ体調が悪くなることがあって…少しだけ気にかけてもらえると助かります」
    あくまで事実+お願いベースで。

香りを“良いマナー”と思っている人への伝え方

  • 「香りが好きな人も多いですよね。実は、少しの香りでも体調を崩す子がいて…」
  • 「その子にとっては香りが強すぎて、授業に集中できないこともあるみたい」
    → 相手の価値観を否定しないのがポイント。
バンビ
バンビ

なかなか伝えるのは難しいけど、本当に体調が悪ければ勇気を出してみて。もしくは自分たちがその場所から距離を置くのも◎

大切なのは「匂いが嫌い」ではなく「体調がつらい」を軸に伝えること。相手が納得できる余地を残すことで、協力してもらいやすい環境が生まれます。


自然派ママにおすすめの無添加洗濯アイテムまとめ

香害を減らすには、無香料×シンプル成分の洗濯アイテムに切り替えることが最短ルートです。

香りのもとは「柔軟剤・香料入り洗剤」です。

これを手放すだけで、衣類から発生する香料成分を大幅に減らすことができます。さらに、無添加の洗剤は敏感肌の子どもにもやさしく、家の中の空気がスッキリ変わるメリットもあります。

子どもの汗臭・体操服向け|無添加洗濯アイテム

✔︎ 汗臭・泥汚れに強い無添加洗剤をまとめました

👉 子どもの汗臭・体操服対策の記事はこちら


柔軟剤の代わりに使えるナチュラルケア

✔︎ 柔軟剤なしでもふんわり仕上がる方法

外出先の香害に役立つアイテム

✔︎ 香りの強い場所が苦手な時の応急ケア

  • 活性炭入りマスク
  • 携帯用小型空気清浄機(子ども向け)
  • ハッカ油ではなく無香料アイテムを選ぶ
バンビ
バンビ

日用品を少し変えるだけで、家の空気は驚くほどラクに。香りに弱い家族がいる場合は、まず「洗剤」と「柔軟剤」を見直すだけでも十分効果があります。


まとめ|香害ゼロのやさしいランドリー環境を少しずつ

香害対策は「ゼロにしよう」と頑張りすぎなくても大丈夫。できるところから少しずつ整えるだけで、子どもの体調が軽くなることもあります。

香りの感じ方は家族それぞれで、生活習慣もすぐには変わりません。無理に変えようとすると関係がギクシャクしやすいため、ゆるやかなシフトのほうが長続きします。

  • まず「柔軟剤を減らす」から始める
  • 次に「無香料洗剤へ切り替える」
  • 体操服は早めに洗って香りを残さない
  • 家族へは“体調ベース”でやさしく相談する
  • 子どもがつらそうなら学校へ一言相談

香害のない環境は、家族みんなが呼吸しやすく、空気が軽く感じられます。小さな一歩を積み重ねながら、無理なく続けられる形で整えていきましょう。

香害そのものの仕組みや原因は、こちらの記事でまとめています
香りのトラブルで困っていませんか?香害の原因と対策まとめ


よくある質問(FAQ)

Q1. 香害と「ただのいい匂い」の違いは?

香害は「香りによって体調不良が起こる状態」を指します。においの好みとは別問題で、頭痛・吐き気・疲労感などの症状を訴える人もいます。誰かが体調を崩している場合は、香りの強さを見直すサインです。


Q2. 家族が柔軟剤をやめてくれません。どうすれば?

まずは「匂いが嫌」と言うのではなく、「子どもが頭痛を訴えていて…」という事実から伝えると受け入れてもらいやすくなります。いきなりゼロにするのではなく、「使用量を半分にしてみる?」など段階的な提案が有効です。


Q3. 香害は子どもの健康に影響しますか?

一部の自治体や研究では、香り付き製品で体調不良を起こす例が報告されています。ただし個人差が大きく、すべての人に同じ影響があるとは言えません。まずは香料が少ない生活を試してみて、症状が続く場合は医療機関に相談すると安心です。

参考リンク
香害と化学物質過敏症について(宝塚市教育委員会)
柔軟剤などの香りと体調不良に関する厚生労働省の資料

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無添加ブロガー | 無添加生活10年目

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