この記事でわかること
- 湧水・天然水・鉱水ってそもそも何?
- 硬水と軟水の違いと赤ちゃんへの影響
- 赤ちゃんにとって危険な水の特徴
- 安心して選べる水の見分け方
- 市販で買えるおすすめの軟水
結論:赤ちゃんには「軟水」が安心。湧水や鉱水は注意が必要
ミネラルがたっぷり含まれている天然水や鉱水は、体に良さそうなイメージがありますよね。
私も妊娠中は「自然の水=安全」と思い込んでいました。でも実は、赤ちゃんには向かないこともあるんです。
消化器官や腎臓がまだ発達途中の赤ちゃんにとっては、カルシウムやマグネシウムが多い「硬水」は負担になりやすいからです。
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湧水・天然水・鉱水とは?違いを整理
スーパーやコンビニで見かける「○○の天然水」など、よく聞く名前ですが、成分や採水方法に違いがあります。
種類 | 特徴 | 赤ちゃん向き? |
---|---|---|
湧水 | 地中から自然に湧き出た水 | △(硬度次第) |
天然水 | 特定水源から採水された自然の水 | △(ミネラルに注意) |
鉱水 | 地中深くから採取、ミネラル豊富なことが多い | ×(基本的にNG) |
例えば「○○鉱泉水」のようなものは、見た目はきれいでもミネラルが多すぎて赤ちゃん向きではないことが多いんです。
硬水と軟水の違いとは?
「硬度」というのは、水1リットル中に含まれるカルシウムとマグネシウムの量のこと。
数値が高いほど“硬い”水とされます。
分類 | 硬度の目安(mg/L) | 赤ちゃん向き? |
---|---|---|
軟水 | 0〜60 | ◎ 吸収しやすく消化にやさしい |
中程度の硬水 | 60〜120 | △ 様子見ながら |
硬水 | 120以上 | × 消化器官に負担がかかる |
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なぜ硬水は赤ちゃんにNGなの?
私自身、初めての育児で“水ならどれも一緒じゃない?”と思っていました。
でも調べてみると、赤ちゃんにとって硬水は避けたい理由がいくつもあるんです。
- 硬水に含まれるマグネシウムが、下痢の原因になることも
- 腎臓が未発達なので、ミネラルの排出がうまくできない
- 粉ミルク自体にミネラルが含まれているため、水での追加は不要
これを知ってからは、我が家でも必ず軟水を選ぶようにしています。
安全な水を見分けるポイント
店頭に並ぶボトルウォーター、種類が多くて迷いますよね。
でもラベルをしっかり見ると、赤ちゃんに向いているか判断しやすくなります。
チェックポイント
- 硬度60mg/L以下(軟水)と明記されているか
- 加熱殺菌済み、もしくはRO水(逆浸透ろ過)かどうか
- 「赤ちゃんOK」「調乳向き」などの記載があるか
市販で買える!赤ちゃん向け軟水の例(2025年)

私が実際に使ってよかった&よく見かける軟水をご紹介します。
- いろはす(硬度約30〜40mg/L):全国で手に入りやすく、クセがない
- 南アルプスの天然水(硬度約30mg/L):クセがなく調乳にも向いている
- ピュアウォーター(RO処理済み):不純物が除去されていて安心感◎
- クリクラ(RO水):ウォーターサーバータイプ。調乳目的で利用者多め
まとめ:赤ちゃんには「ミネラルの少ない水」が基本
- 湧水・天然水・鉱水でも「硬度」を必ずチェックしよう
- 硬水は消化や内臓に負担がかかるためNG
- 軟水・RO水など、シンプルでやさしい水を選ぼう
毎日の水選びは小さなことのようで、赤ちゃんの健やかな成長を支える大事なポイント。
できるところから、見直していきましょう。