
赤ちゃんのミルク作りで、RO水と湯冷ましのどちらを使えばいいのか迷う方も多いと思います。
湯冷ましは、水道水を一度沸かして冷ました水です。
家で用意しやすく、コストを抑えやすい一方で、作る手間や保管方法には気をつけたいところがあります。
RO水は、逆浸透膜で不純物を取り除いた水です。
硬度が低く、成分が安定しやすいことから、赤ちゃんのミルク用としている家庭もあります。
ただし、どちらか一方が正解というより、見るポイントは「水の成分」「調乳時の温度」「毎日続けられるか」です。
RO水を使う場合でも、粉ミルクを作るときは70℃以上での調乳など、ミルク作りの手順を確認する必要があります。
この記事では、RO水と湯冷ましの違いを、赤ちゃんのミルク作りに使う目線で整理します。
RO水と湯冷まし、どちらがいい?
RO水と湯冷ましは、どちらか一方が正解というより、家庭によって合う方法が変わります。
水道水への不安が大きくなく、毎回沸かす手間や保管に気をつけられる家庭なら、湯冷ましを使う方法もあります。
一方で、PFASや水道水の成分が気になる場合は、RO水も選択肢になります。
ただし、RO水を選ぶ場合も、費用や置き場所、ウォーターサーバーを使う場合の契約条件は見ておきたいところ。
大切なのは、「どちらが上か」ではなく、調乳時の温度や作り方を守りながら、わが家で無理なく続けられる方法を選ぶことです。
RO水とは?逆浸透膜でろ過された水のこと
RO水とは、「逆浸透膜(Reverse Osmosis)」というフィルターでろ過された水のことです。
水に含まれる不純物を取り除く仕組みで、硬度が低く、成分が安定しやすい水として知られています。
そのため、赤ちゃんのミルク作りに使う水として候補にする家庭もあります。
RO水の特徴
RO水には、次のような特徴があります。
・硬度が低いものが多い
・水の成分が安定しやすい
・PFASや水道水の成分が気になるときの候補になる
・ウォーターサーバーや市販水などで使える場合がある
ただし、RO水だから何も確認しなくていい、というわけではありません。
粉ミルクを作るときは、RO水を使う場合でも、70℃以上での調乳などミルク作りの手順を確認する必要があります。
また、ウォーターサーバーを使う場合は、月額費用や置き場所、契約条件も見ておきましょう。
私自身も、水のことを調べ始めたときは「どこまで気にすればいいんだろう」と迷いました。

RO水は、水道水の成分やPFASが気になる家庭にとって、水の悩みを減らす選択肢のひとつだと思います。
湯冷ましとは?水道水を沸かして冷ました水
湯冷ましは、水道水を一度沸かして冷ました水のことです。
昔から赤ちゃんのミルク作りに使われてきた方法で、特別な道具を用意しなくても始めやすいのが特徴です。
湯冷ましのメリット
湯冷ましには、次のようなメリットがあります。
・家にある水道水で用意できる
・コストを抑えやすい
・特別な機械やボトルを用意しなくていい
・使い慣れている家庭も多い

水道水を使って、毎回沸かして冷ます流れが負担にならない家庭では、続けやすい方法です。
湯冷ましで気をつけたいこと
一方で、湯冷ましにも気をつけたい点があります。
・沸かして冷ます手間がある
・作り置きする場合は保管方法に注意が必要
・水道水の硬度や水質は地域によって違う
・PFASが気になる場合、煮沸だけでは対策にならない
湯冷ましは、コストを抑えやすく、家で用意しやすい方法です。
ただ、PFASや水道水の成分まで気になっている場合は、地域の水質情報や、浄水器・RO水などもあわせて考えることになります。
湯冷ましが悪いというより、「何が不安なのか」を分けて考えることが大事だと思います。

コストなのか、手間なのか、水道水の成分なのか。
そこが見えてくると、RO水と比べるときも落ち着いて見られます。
RO水と湯冷ましの比較表
| 比較項目 | RO水 | 湯冷まし |
|---|---|---|
| 水の特徴 | 逆浸透膜で不純物を取り除いた水 | 水道水を一度沸かして冷ました水 |
| 硬度 | 低いものが多い | 地域の水道水によって変わる |
| PFASへの考え方 | 除去性能を確認できるものは候補になる | 煮沸だけではPFAS対策にはならない |
| コスト | 購入費用やサーバー費用がかかる | 水道代・電気代で済みやすい |
| 手間 | 水の用意はラクになりやすい | 沸かす・冷ます・保管の手間がある |
| 向いている家庭 | 水道水の成分やPFASが気になり、考える回数を減らしたい家庭 | コストを抑えたい、毎回用意する手間が苦にならない家庭 |
| 注意点 | 費用・置き場所・契約条件を確認する | 作り置きや保管方法に注意する |
RO水は、水の成分やPFASが気になる家庭にとって選択肢になりやすい一方で、費用や置き場所の確認が必要です。
湯冷ましはコストを抑えやすく、家で用意しやすい方法ですが、沸かす・冷ます・保管する手間があります。

どちらが上というより、何を不安に感じているかで見方が変わります。
迷ったときは「不安」と「手間」で考える
RO水と湯冷ましで迷ったときは、どちらが正解かよりも、「何がいちばん気になっているか」で考えると整理しやすいです。
RO水が向いている家庭
RO水は、次のような家庭に向いています。
・水道水の成分やPFASが気になっている
・市販の水の硬度や表示を毎回確認するのが負担
・赤ちゃん期だけでなく、家族の飲み水としても使いたい
・費用や置き場所を確認したうえで、考える回数を減らしたい
RO水は、水の成分が気になる家庭にとって心強い選択肢になることがあります。
ただし、ウォーターサーバーを使う場合は、月額費用や設置スペース、契約条件も見ておくことを忘れないようにしましょう。
湯冷ましが向いている家庭
湯冷ましは、次のような家庭で続けやすい方法です。
・水道水への不安が大きくない
・できるだけ費用を抑えたい
・毎回沸かして冷ます手間が負担にならない
・作り置きや保管方法に気をつけられる
湯冷ましは、家にある水道水で用意できるので、コストを抑えやすい方法です。
一方で、PFASが気になっている場合は、煮沸だけでは対策にならないため、地域の水質情報や浄水器、RO水もあわせて見ておくとよいと思います。
迷ったら、何を減らしたいかを見る
水選びで迷うときは、
・水道水への不安を減らしたいのか
・毎日の手間を減らしたいのか
・費用を抑えたいのか
・調べ続ける疲れを減らしたいのか
を分けて考えると、わが家にとってのベストな水が少し見えてきます。
RO水が合う家庭もあれば、湯冷ましで十分な家庭もあります。
赤ちゃんのミルク作りでは、水そのものだけでなく、70℃以上での調乳など作り方も大切です。
粉ミルクに使う水を、水道水・市販水・RO水まで含めて整理したい方は、こちらでまとめています。
▶︎ 粉ミルクの水は何を使う?PFASが気になるときの水道水・市販水・RO水の選び方
まとめ|RO水と湯冷ましは、わが家で続けられる方を選ぶ
RO水と湯冷ましは、どちらか一方が正解というより、家庭によって合う方法が変わります。
湯冷ましは、家にある水道水で用意できて、コストを抑えやすい方法です。
一方で、沸かして冷ます手間や、作り置き・保管方法には気をつけたいところがあります。
RO水は、硬度が低く、成分が安定しやすい水として候補になります。
PFASや水道水の成分が気になる家庭では、水のことで迷う回数を減らせる場合もあります。
ただし、ウォーターサーバーを使う場合は、月額費用や置き場所、契約条件も確認が必要です。
赤ちゃんのミルク作りでは、水の種類だけでなく、70℃以上での調乳など、作り方も大切です。
「水の不安を減らしたいのか」
「費用や手間を抑えたいのか」
「毎日続けられるか」
このあたりを見ながら、わが家に無理のない方法を選んでいきましょう。
粉ミルクに使う水を、水道水・市販水・RO水まで含めて整理したい方は、こちらでまとめています。
▶︎ 粉ミルクの水は何を使う?PFASが気になるときの水道水・市販水・RO水の選び方
市販の水を赤ちゃんに使う場合の考え方はこちら。
▶︎ 赤ちゃんに市販の水は安全?ミルク・水道水・いろはすはOK?
赤ちゃんの水をきっかけに、食べものや日用品も含めてゆるく見直したい方は、こちらで全体の始め方をまとめています。
▶︎ 子どもと始める無添加生活ガイド