
※本記事でいう「買ってはいけない」とは、すべてのミネラルウォーターが危険という意味ではありません。PFASに関する検査情報や水源の情報が少なく、不安が残る水は慎重に選びたい、という趣旨です。

PFASが気になるけれど、どのミネラルウォーターを選べばいいのか分からない……と感じていませんか?
PFAS(有機フッ素化合物)は、自然の中で分解されにくく、健康への影響が心配されている成分です。
ニュースなどで見かける機会が増え、水道水だけでなく、市販のミネラルウォーターも気になっている方がいるかもしれません。
ただし、「買ってはいけないミネラルウォーター」といっても、特定の商品やメーカーを一方的に危険と決めつけることはできません。大切なのは、採水地・水質検査・PFASに関する情報がどこまで公開されているかを見て、自分の家庭に合う水を選ぶことです。
この記事では、PFASが気になる方に向けて、注意したいミネラルウォーターの特徴と、買う前に確認したいポイントをわかりやすく整理します。
後半では、ペットボトル水・浄水器・ウォーターサーバーの選び方も紹介します。怖がりすぎず、でも見ないふりもしない水選びの参考になればうれしいです。
※PFASとは何か?どんな健康リスクがあるのかについては環境省 [PFOS、PFOA に関するQ&A集でも詳しく紹介されています。
買ってはいけない理由|PFASとは?ミネラルウォーターで気をつけたいポイント
PFAS(ピーファス)は「有機フッ素化合物」と呼ばれ、主に工業製品や撥水加工などに使われてきた人工化学物質です。
自然界で分解されにくく、体内に蓄積されやすいため「フォーエバーケミカル」とも呼ばれています。
近年では、健康への影響についてさまざまな研究が進んでおり、発がん性や免疫機能、ホルモンへの影響などが指摘されています。そのため、世界的にも使用や管理の見直しが進められています。
日本では、PFOS・PFOAについて「水道水の暫定目標値(合算で50ng/L以下)」が定められており、この濃度の水を一生飲み続けても健康影響が出ないとされています。最近の全国調査では、かつて基準値を超えていた地域でも対策が進み、直近の調査では基準超過が確認されなかった地域も多くなっています。
※出典:環境省「PFASに関する全国調査」/科学技術情報サイト「サイエンスポータル」
一方で、地下水や河川の一部からPFASが検出されているケースは現在も報告されています。また、ミネラルウォーターでも水源の場所や処理方法によってはPFASが残る可能性があると専門機関が指摘しています。

特定のメーカー名だけで「安全」「危険」と決めるのではなく、水源や検査情報を確認しながら、家庭ごとに納得できる水を選ぶことが大切だと感じています。
\水選びを整理したい方へ/
PFASが気になる方に向けて、ペットボトル水・浄水器・ウォーターサーバーの違いをまとめています。
毎日飲む水をどう見直すか迷っている方は、先に全体像を見ておくと選びやすくなります。
買ってはいけない水の特徴|PFASが混入しやすい条件とは?

PFASは環境中に広がっており、地下水・河川・湖などを水源とする水には、微量に含まれていることがあります。
実際に日本でも、一部の地域で水道水から基準値を超えるPFASが検出され、ニュースになりました。
また、ミネラルウォーターについても、水源の場所や処理方法によっては、PFASが残る可能性があると指摘されています。
つまり、「ミネラルウォーターだから安心」とは一概には言えず、水のもとになっている環境や管理の仕方によって差が出るということです。
調査結果は環境省のPFAS全国調査ページにも掲載されています。

見た目やブランドの印象だけで選ぶのではなく、水源や検査情報を確認しながら選ぶことが大切ですね。
では、具体的にどんなミネラルウォーターに注意すればいいのでしょうか?
次では、「買う前に確認しておきたい共通点」を3つに分けて整理します。
買ってはいけないミネラルウォーター3つの共通点とは?
※ここでいう「買ってはいけない」とは、PFASが含まれていると断定された商品ではなく、水源や検査情報が十分に確認できない水を指しています。

次のようなミネラルウォーターは、購入前に一度立ち止まって確認しておくと安心です。
- 水源が不明、または詳細が公開されていない
→ 採水地や水源の説明が見つからない場合、どんな環境の水か判断しにくくなります。 - PFASに関する検査結果を開示していない
→ 商品ページや公式サイトで、水質検査やPFASの情報が確認できるかを見ておきたいポイントです。 - 「ろ過処理のみ」など最低限の処理しかされていない
→ どのような処理がされているか分からない場合、除去できる物質の範囲が見えにくくなります。
「天然水」と書かれていても、水質検査結果や成分情報が確認できない場合は、PFASが含まれていないとは言い切れません。
大切なのは、「どの商品が危険か」を探すことではなく、「自分で確認できる情報があるかどうか」で判断することです。
では、具体的にどのような点を見て選べばよいのでしょうか?
次では、PFASが気になる方に向けたミネラルウォーターの選び方を整理します。
PFASが気になるときのミネラルウォーターの選び方|3つの方法

じゃあ、PFASが気になるときは、どんな選び方をすればいいのでしょうか?
方法は大きく3つあります。
- 市販のミネラルウォーターを選ぶ
- 浄水器で日常の水を整える
- ウォーターサーバーで手間を減らす
それぞれにメリット・デメリットがあるため、生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
\水選びをまとめて整理したい方へ/
ペットボトル水・浄水器・ウォーターサーバーの違いを、PFAS対策の目線で比較しています。
どれが自分に合うか迷っている方は、先に全体像を見ておくと選びやすくなります。
① 検査結果がしっかり公開されている水を選ぶ|ペットボトル水(備蓄・日常用)
- すぐに対策したい
- 備蓄も兼ねて準備したい
- まずは手軽に始めたい
市販のミネラルウォーターは、手軽に取り入れやすく、災害時の備蓄にも使えるのがメリットです。
選ぶときは、「PFAS不検出」といった表記だけでなく、採水地や水質検査の情報が確認できるかもあわせて見ておくと安心です。
② 浄水器で毎日の水を整える|家庭でできるPFAS対策
- 料理や飲み水をまとめて見直したい
- ペットボトルのゴミを減らしたい
- コストを抑えながら続けたい
浄水器は、日常的に使う水をまとめて整えたい方に向いています。
ただし、すべての浄水器がPFASに対応しているわけではないため、除去対象や試験データが公開されているかを確認して選ぶことが大切です。
👉 PFAS除去できる浄水器の選び方を見る
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「ブリタはPFAS大丈夫?」と気になっている方は、実際に使って感じたこともまとめています。
③ 手間を減らしたいなら|浄水型ウォーターサーバー
- 水をよく使う家庭
- 買い出しや管理の手間を減らしたい
- 赤ちゃんや家族で使いたい
ウォーターサーバーは、日常的に水を使う家庭や、管理の手間を減らしたい方に向いています。
特に浄水型タイプは、水道水を使いながらフィルターで整えるため、ペットボトルのゴミを減らしやすいのが特徴です。
👉 PFAS対応のウォーターサーバーを詳しく見る
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赤ちゃんや小さなお子さんのミルクや離乳食に使う水も、できるだけ納得して選びたいですよね。
市販水・水道水・ミルクに使う水の考え方は、こちらの記事で詳しく整理しています。
PFASとミネラルウォーターに関するよくある質問(FAQ)
「いろはす」など大手メーカーのミネラルウォーターは危険ですか?
A.現時点では、日本の大手メーカーのミネラルウォーターが、PFASの暫定目標値(50ng/L)を超えているという公式発表は確認されていません。
多くのメーカーは、水道水と同じように水質検査を行い、法律や自社基準に沿って商品を販売しています。
ただし、「どのメーカーなら絶対に安全」と断言することはできません。
採水地や処理方法、水質検査の公開範囲は商品ごとに違うため、気になる場合はパッケージや公式サイトで「水質検査」「成分情報」などを確認して選ぶのがおすすめです。
環境省「PFASに関する全国調査」/科学技術情報サイト「サイエンスポータル」
ネットの「買ってはいけないミネラルウォーターランキング」は信用していい?
ランキングは参考にはなりますが、それだけで判断するのはあまりおすすめできません。
というのも、一部の記事では
- 検査結果の出典が書かれていない
- PFAS以外のイメージや噂で評価されている
といったケースもあるためです。
ミネラルウォーターの安全性を判断するときは、ランキングだけで決めるのではなく、環境省や自治体、メーカーの公式情報などもあわせて確認しておくと安心です。
自宅の水やミネラルウォーターは、自分で検査できますか?
A.はい、民間の検査サービスや郵送キットを使えば、自宅の水やミネラルウォーターを調べることはできます。
採水した水を送ると、PFASを含む成分濃度をレポートで確認できるサービスもあります。
「数値をきちんと知りたい」「家族に説明したい」という場合には、こうした方法を使うのもひとつの選択肢です。
ただし、数値だけで判断しようとすると不安が強くなることもあります。
まずは、メーカーや自治体が公開している情報を確認するところから始めても大丈夫です。
まとめ|ミネラルウォーターを選ぶときに確認したいこと
PFASは目に見えず、味でも違いが分かりません。だからこそ、「なんとなく」で選ぶのではなく、少しだけ確認して選ぶことが大切です。
ミネラルウォーターを選ぶときは、次の3つを見ておくと安心です。
- 水源や採水地が確認できるか
- 水質検査やPFASの情報が公開されているか
- 自分の生活に合った方法で続けられるか

すべてを完璧にする必要はありません。まずは「今使っている水を一度確認してみる」だけでも、選び方は変わってきます。
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赤ちゃんや子どもに使う水が気になる方は、ミルクや離乳食に使う水の考え方をこちらでまとめています。
👉 赤ちゃんに使う水の選び方を見る
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「結局、自分にはどの方法が合うんだろう?」と迷った方へ。
ペットボトル水・浄水器・ウォーターサーバーの違いを、
PFAS対策の目線で整理しています。
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情報が多くて疲れたときは、いったんここに戻っても大丈夫です。
→ 水選びに迷ったときの整理ページ
水だけでなく、暮らし全体から整理したい方へ
PFASや水の不安をきっかけに、
「無添加生活って、結局どこから考えればいいの?」
と感じた方もいるかもしれません。
水・食べもの・日用品などを
どんな順番で整えていくかは、こちらでまとめています。