子どもがスマホやWi-Fiに囲まれて過ごす毎日。
「電磁波って体に悪いのかな…」「子どもにはまだ早い?」と心配になることはありませんか?
でも大丈夫。完璧を目指さなくても、家庭の中でできるやさしい工夫があります。
この記事では、自然派のわが家でも実践している、子どものための電磁波対策5つをご紹介します。
無理なくできる方法を知って、親子で安心して過ごせる環境を整えましょう。
子どもにとって電磁波は本当に危険?
電磁波は子どもの体にどう影響するの?
電磁波は目に見えない「波」のようなエネルギーで、スマホやWi-Fi、家電などから発生しています。
子どもは大人よりも体が小さく、細胞の分裂も活発なため、電磁波の影響を受けやすいのではと心配する声があります。
実際、WHO(世界保健機関)は長期的な健康への影響を完全には否定しておらず、より注意深く様子を見ることがすすめられています((※出典:WHOファクトシート和訳(JEIC))。
また、国によっては、学校や保育施設でのWi-Fi使用を制限する例もあります。
性別によって違うって本当?
「女の子の方が電磁波の影響を受けやすい」という情報を見たことがある方もいるかもしれません。
しかし、現時点で科学的に性別によるリスク差が明確に証明されているわけではありません。
ただし、将来妊娠・出産に関わる体の器官が発達する時期だからこそ、気になる方は意識して距離を取る工夫をしておくと安心ですよね。

私はできることはやっておきたい!派
影響を受けやすいのはどんな子?
電磁波に敏感な体質の人もいます。特に、頭痛や疲れやすさ、不眠など「なんとなくの不調」が出やすい子は、電磁波の影響を感じている可能性もあるかもしれません。
もちろん、すべてが電磁波のせいとは限りませんが、親として「少しでも安心できる環境にしてあげたい」という気持ちがあるなら、できる範囲で対策しておくと良いでしょう。
自然派のわが家が実践している5つの電磁波対策
1. スマホやWi-Fiとの距離感を決める
スマホを子どもが長時間持つことは避け、使うときも体から少し離して使うよう声をかけています。
我が家では「使うとき以外は定位置に置く」「寝る前は機内モード」(寝室には持ち込まない)がルール。Wi-Fiも寝る時間になったら電源をOFFにしています。
2. 子ども部屋の家電やコードを見直す
テレビ、加湿器、電気毛布、延長コード…。意外と多い子ども部屋の電化製品。
必要なものだけにして、使わないときはコンセントから抜いておくようにしています。
ベッドの近くにコードをまとめないことも、ちょっとした安心につながります。
3. 就寝時のWi-FiやコンセントをOFFにする
夜の間ずっとWi-Fiの電波や電流が出ている状態が続くのが気になって、タイマーでWi-Fiルーターを23時に自動OFFに。
同時に寝室と子ども部屋の電源タップもスイッチで切るようにしました。

最初は正直手間でしたが、今は習慣になっています。
4. 気になる場所ではできるだけ一緒に過ごさない
電子レンジの前、Wi-Fiルーターの近く、電気毛布のそばなど、「ここはちょっと気になるな…」という場所にはなるべく近づけないように意識。
目に見えないからこそ、「安心できる距離感」を保つことが大切だと思っています。

ちなみに、わが家のキッチンはIHなのですが、調理中に子どもがそばに寄ってこないよう、なるべく声をかけて離れるようにしています。IHも電磁波を発する家電なので、使い方や距離感には少し気をつけています。
近日公開予定▶︎【IH・電子レンジは危険?】キッチンでできる電磁波対策3選|自然派が実践するやさしい工夫
5. “怖い”ではなく“やさしいルール”で伝える
子どもに「電磁波は怖いからダメ!」と伝えるのではなく、「こうした方が体にやさしいよ」と話すようにしています。
不安を与えるより、「できることを一緒にやってみようね」というスタンスが、自然派のわが家には合っていると感じます。
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完璧を目指さなくてもいい。できることからで大丈夫
わが家も最初からすべてやっていたわけではなく、気になるところから少しずつ工夫してきました。
完璧じゃなくても「少し距離を置く」「電源を切る」など、小さな工夫で気持ちがぐっと楽になります。
子どもが安心して過ごせる空間づくりは、何より親自身が「やりすぎない安心」を持てることが大切なのかもしれません。
よくある質問(FAQ)
Q1. スマホは何cm以上離せば安全?
→ 明確な基準はありませんが、体から20〜30cm以上離すことが推奨される場合もあります。就寝時はできれば別の部屋や、少なくとも1m以上離すのが理想です。
Q2. 赤ちゃんと電磁波、どれくらい気にすべき?
→ 赤ちゃんは頭部の骨が薄く、体が小さいため影響を受けやすいとされています。スマホを近くに置かない、抱っこ中は機内モードにするなどの配慮ができると安心です。
Q3. 女の子の方が影響を受けやすいって本当?
→ 科学的な確定情報はありませんが、生殖器の発達など将来への不安から配慮する親御さんは多いです。気になる方は距離を取る習慣を取り入れてみてください。
※この記事は、筆者自身の体験や調べた情報をもとに書かれています。
医療的な判断やアドバイスをするものではありませんので、心配な方は総務省やWHOなどの公的な情報もあわせてご確認ください。