この記事でわかること
- 塩にマイクロプラスチックが混入する理由
- マイクロプラスチックが健康に与える影響
- マイクロプラスチック混入リスクが少ない日本製の塩5選
- 無添加志向の人が選ぶべき塩のポイント
マイクロプラスチックが塩に含まれる理由
毎日当たり前のように使っている塩ですが、実は海の汚染と深い関係があります。
海水から作られる塩には、海に広がるマイクロプラスチックが微量に入り込んでしまう可能性があるんです。
マイクロプラスチックとは、5mm以下の細かいプラスチック片のこと。
海水に混ざっていると、塩を作るときのろ過や加熱でも完全には取り除けないことがあります。
実際、ある海外の研究では、市販の塩から1kgあたり数百個のマイクロプラスチックが検出された例もあります(※1)。
私自身も知ったときは「えっ、塩にも入ってるの?」と驚きました。だからこそ、できるだけ安心できる日本製の塩を選ぶようになったんです。
※1:海外の研究によると、市販の塩から1kgあたり数百個のマイクロプラスチックが検出された事例があります(2018年の国際的な調査報告による)。詳細なデータや研究名は今後の研究の進展を待つ必要がありますが、世界的に注目されているテーマです。
マイクロプラスチックの健康への影響
「そんなに微量なら、そこまで気にしなくてもいいんじゃない?」と思う方もいるかもしれません。
でも、マイクロプラスチックには化学物質が付着していたり、体内で蓄積される可能性があると言われています。たとえば、環境ホルモンや可塑剤(フタル酸エステルなど)が問題視されているんです。
はっきりとした健康被害の証拠はまだ多くありませんが、腸内環境やホルモンバランスに影響を及ぼす可能性があるとも。

だから私は、「できるだけリスクは避けたい派」です。
安心の日本製!おすすめの塩5選
ここでは、私が実際に使ってみて「味よし、製法よし、安心感あり!」と感じた塩を紹介します。
どれも日本国内で丁寧に作られていて、無添加&自然製法なのが特徴です。
1. 海の精 あらしお(東京都・伊豆大島)
- 海水100%使用、昔ながらの製法
- 丁寧なろ過と平釜での炊き上げ
- 和食との相性バツグン!
- お味噌汁に少し入れるだけで風味UP
2. 石垣の塩(沖縄県)
- サンゴ礁の海水を100%使用
- 天日干し+低温加熱による製法
- 魚の塩焼きにぴったりで、素材の味を引き立ててくれます
3. 粟国の塩(沖縄県・粟国島)
- 海水を濃縮し、伝統的な平釜で仕上げ
- 雑味がなく、口当たりがまろやか
- おにぎりに使うと、塩そのものがごちそうに
4. 能登の塩(石川県)
- 日本海の海水を薪で炊き上げ
- 職人の手作業による丁寧な製法
- 漬物や焼き野菜に使うと、自然のうま味が引き立ちます
5. 海一粒(山口県・周防大島)
- 海水を天日干しし、平釜でじっくり煮詰める
- クセがなく、クリアでまろやかな味
- 私はこれをパン作りに使っていますが、発酵との相性が抜群

これらの塩は、原料となる海水の採取地がきれいなこと、そして製法がシンプルで自然に近いことがポイントです。
マイクロプラスチックが含まれにくい塩の種類
関連記事:【岩塩と海塩の違い】無添加志向のための選び方ガイド
岩塩と海塩、どちらが安全?
岩塩は地中から掘り出されるので、海の汚染の影響を受けにくいのが大きなメリットです。
イタリア産やヒマラヤ岩塩などが有名ですね。
ただ、海外産が多く、ミネラルのバランスが日本人の食生活に合いにくいこともあります。
一方、海塩は国産が多く、和食との相性も良いです。ただし、海水の採取場所によってはマイクロプラスチックの混入リスクもあります。
岩塩と海塩、それぞれにどんな違いがあるのか気になる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
製法による違い(平釜・天日・精製塩)
- 天日塩:太陽と風の力だけで水分を飛ばす。風味が自然でミネラルも豊富ですが、気候の影響を受けやすい
- 平釜塩:煮詰めて作るため不純物を取り除きやすく、品質が安定しやすい
- 精製塩:化学処理でナトリウムだけを抽出。不純物は少ないがミネラルもゼロに近く、無添加派には不向きかも
安全な塩を選ぶ3つのチェックポイント
- 「海水100%」「日本産」などの原材料表示を確認
- 製法が具体的に書かれているか(天日、平釜など)
- 無添加・自然製法であるかをチェック

パッケージの裏を見るだけでも意外とヒントが隠れています。「〇〇製塩」など、地元の小さなメーカーは丁寧に作っているところが多いですよ。道の駅もチェックしてみてください!
⇩こちらの記事ではスーパーで簡単に買える塩の紹介をしています。
よくある質問【FAQ】
Q:マイクロプラスチックは加熱すれば分解されますか?
A:残念ながら、ほとんど分解されません。体内に入っても排出されにくいとも言われています。
Q:精製塩ならマイクロプラスチックは心配ない?
A:精製過程で取り除かれる可能性は高いですが、同時にミネラルもほぼなくなってしまいます。
Q:赤ちゃんや子どもにおすすめの塩は?
A:海の精や粟国の塩など、自然な製法で作られた日本の塩がおすすめです。使いすぎには注意しましょう。
Q:自然塩=安全ですか?
A:一概には言えません。自然塩でも、海水の採取場所や製法によっては不純物が残る可能性もあるため、ラベルをしっかり確認しましょう。
まとめ|安心できる塩を選んで、毎日をもっと健やかに
塩は、ほんの少し使うだけでも料理の味を左右する、大切な調味料です。
私は毎日の料理で「どの塩を使うか」を意識するようになってから、味覚も変わり、食への安心感も増しました。
今回ご紹介した塩は、どれも日本で丁寧に作られた、自然派にぴったりのものばかり。
ぜひ、ご家庭でもお気に入りの一本を見つけてみてくださいね。

塩を変えるだけで、日々の暮らしがちょっと豊かに♩