🔹 ブリタをやめたのは正解?その理由と背景とは?
「ブリタの浄水ポットって便利だけど、本当に安全なの?」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は最近、「ブリタをやめた」という声が増えているんです。
その理由のひとつが、PFAS(有機フッ素化合物)という健康への影響が心配されている物質。
本記事では、ブリタをやめた人の理由やPFASのリスク、そして後悔しないための浄水器の選び方について、わかりやすく解説します。

「安心して飲める水を選びたい」という方には、水道水とミネラルウォーターの違いについても知っておくと安心です。
🔹 ブリタをやめた人が感じた3つのデメリット
ブリタをやめる人が多い理由を、大きく3つにまとめました。
① フィルター交換にお金がかかる
ブリタはカートリッジ(フィルター)を定期的に交換しないといけません。
1つ1,000円~2,000円くらいで、2~3ヶ月ごとに交換が必要。

長く使うと、意外とお金がかかります。
② 水をろ過するのに時間がかかる
ブリタは、タンクに水を入れてからゆっくりろ過します。
「すぐに飲みたいのに、なかなか出てこない…」とストレスになることも。
③ PFAS(ピーファス)って何? 有害なの?
最近、「PFAS(ピーファス)」という化学物質が問題になっています。
これは「体の中で分解されにくく、健康に悪い影響がある」と言われているもの。
【PFASの影響】
❌ がんのリスクが高くなる可能性
❌ 免疫力が下がる(病気にかかりやすくなる)
❌ ホルモンバランスが乱れる
「えっ💦 じゃあ、水道水にPFASが入ってるの?」
→ 実は、日本の一部の地域では、水道水にPFASが含まれていることが分かっています。
参考:asahi.com
問題は、ブリタがこのPFASをしっかり除去できるのか? ということです。
🔹 PFASとは?ブリタでは除去できない理由
結論から言うと、ブリタではPFAS(ピーファス)を完全に除去するのは難しいとされています。
ブリタは手軽で人気の浄水器ですが、使われているのは主に「活性炭フィルター」。このタイプのフィルターは、塩素やにおいなどを取り除くのには強い反面、PFASのような非常に細かい化学物質をキャッチするのは苦手なんです。
Carbon filters, such as those used in pitchers like Brita, are not typically certified for PFAS removal unless explicitly labeled.
(ブリタのようなピッチャー型の活性炭フィルターは、特別な記載がない限り、PFAS除去の認証を受けていないのが一般的です)
🔗 NSF公式サイトより
また、ブリタ公式サイトでも「PFOSおよびPFOAを80%以上除去できる」との記載はありますが、「完全に除去できる」とは書かれていません。
PFOSおよびPFOAを除去できることが第三者機関によって確認されておりますが、100%の除去ではありません。
🔗 BRITA Japan公式より
だからこそ、「とにかくPFASをしっかり除去したい!」という方には、もっと強力な浄水器を選ぶのがおすすめ。
たとえば、逆浸透膜(RO)方式の浄水器なら、PFASを99%以上カットできるというデータもあります。
Reverse osmosis systems are typically highly effective at removing PFAS from water.
(逆浸透膜の浄水器は、PFASの除去に非常に効果的とされています)
🔗 EWG公式サイトより
では、どんな浄水器を選べばいいのでしょうか?
次の章では、「安全性重視」「コスパ重視」「外出先で使いたい」など、目的別におすすめの浄水器をご紹介します!

PFASってそもそもどんなもの?という方にはこちらの記事もおすすめです。
買ってはいけないミネラルウォーター|PFAS汚染と安全なメーカー
🔹 安全な水を選ぶなら?後悔しない浄水器の選び方
「ブリタをやめた人」が次に選んでいるのが、以下の3つのタイプの浄水器です。
① 逆浸透膜(RO)浄水器 → PFASをほぼ100%除去!
🔹 おすすめ:ピュアウォーター製品(ROシステム)
逆浸透膜(RO)方式の浄水器は、最もキレイな水を作れるタイプ。
PFASだけでなく、ウイルスや放射性物質まで除去できます!
✅ メリット:水の安全性が最高レベル
❌ デメリット:設置にコストがかかる(数万円~)
浄水器協会自主規格による試験の結果、ナノトラップフィルターシステムを搭載したウォータースタンド製品で、PFOS及びPFOAを除去できることが第三者試験機関にて確認されています。
ウォータースタンド/ https://waterstand.jp/waterlife/water_filter_server/waterlife00045.html
② 高性能フィルター付き蛇口型浄水器 → 手軽でコスパ◎
🔹 おすすめ:パナソニック TK-CJ24

これは蛇口に取り付けるタイプの浄水器で、活性炭+中空糸膜フィルターが使われています。 PFASの除去率はRO浄水器ほどではないものの、一般的なブリタよりは高性能!
✅ メリット:手軽に設置できる&価格も1万円前後とお手頃
❌ デメリット:完全にPFASを除去できるわけではない
<高除去>気になる19物質を除去。 気になる「PFOSおよびPFOA」を含む17物質を約4000L+2物質約2000L除去可能。
パナソニックTK-CJ24概要 / https://panasonic.jp/alkaline/c-db/products/TK-CJ24.html
③ 浄水ボトル・ポットタイプ → 外出先でも使える
🔹 おすすめ:GRAYL(グレイル)浄水ボトル / ウルトラプレスチタンピュリファイヤー

持ち運びができるフィルター付きのボトルで、アウトドアや旅行に便利。 一部のPFASを除去できるタイプもあります!
✅ メリット:外出先でも安心して飲める
❌ デメリット:1回のろ過で作れる水の量が少ない
有害物質除去率
◎ウイルス除去率:99.99%以上(ロタウイルス、ノロウイルス、A型肝炎ウイルス)
◎バクテリア除去率:99.9999%(大腸菌、サルモネラ菌、コレラ菌、赤痢菌など)
◎原虫除去率:99.9%以上(エキノコックス、ジアルジア、クリプトスポリジウムなど)
重金属(鉛、ヒ素、クロムなど)、化学物質(PFAS、塩素、クロロホルムなど)、微粒子(マイクロプラスチック、沈殿物など)、農薬もろ過により軽減可能です。
GRAYL(グレイル)ウルトラプレスチタンピュリファイヤー / https://www.grayl.jp/menu247/contents1437

「水だけじゃなく、口に入れるもの全体を見直したい」という方はこちらもチェック!
🔸 よくある質問|ブリタに関する気になる疑問
Q1. ブリタは危険?発がん性があるというのは本当ですか?
「ブリタ 危険性」や「ブリタ 発がん性」という検索があるように、心配される方も多いですが、ブリタそのものに発がん性があるわけではありません。
ただし、水道水に含まれるPFAS(有機フッ素化合物)やトリハロメタンなどの有害物質が問題視されています。ブリタは塩素などの除去には効果的ですが、PFASやトリハロメタンの除去性能は限定的であるため、「より安全な水を求めてやめた」という人もいるようです。
Q2. ブリタの製品は中国製と聞きましたが、大丈夫でしょうか?
ブリタはドイツのブランドですが、一部の製品は中国を含む海外工場で製造されています。とはいえ、日本で販売されているブリタ製品は、食品衛生法などに基づく安全基準をクリアしています。
気になる場合は、パッケージや公式サイトで「製造国」や「検査基準」を確認することをおすすめします。
Q3. ブリタでろ過した水は何日くらい保存できますか?
ブリタでろ過した水は冷蔵庫で24~48時間以内に使い切るのが理想です。
常温で放置すると雑菌が繁殖する可能性があります。また、「水を継ぎ足しながら使っている」という方もいますが、これは衛生的には推奨されません。
Q4. 長期間使わない場合、どうすればいいですか?
ブリタを2日以上使わないときは、水を捨ててカートリッジを乾燥させるか、使用再開時にフィルターを新しく交換すると安心です。特に夏場は雑菌の繁殖リスクが高くなるため注意しましょう。
Q5. ブリタはめんどくさいって本当?
「ブリタ めんどくさい」という声がある理由のひとつは、カートリッジの定期交換が必要な点です。1〜2ヶ月ごとに交換が必要で、コストも地味にかかるため、手間に感じる方もいるようです。
また、水がゆっくりしか出ない、ボトルを冷蔵庫で冷やすスペースが必要など、ライフスタイルに合わないと不便に感じることも。
🔹 まとめ|ブリタをやめた理由と次に選ぶべき選択肢
ブリタのデメリット
- フィルター交換が面倒&コストがかかる
- 水をろ過するのに時間がかかる
- PFASなどの有害物質を完全に除去できるわけではない
おすすめの代替浄水器
- しっかりPFASを除去したい → 逆浸透膜(RO)浄水器
- 手軽&コスパ重視 → 蛇口型の高性能浄水器(パナソニック TK-CJ24など)
- 持ち運びたい → 浄水ボトル(GRAYLなど)
「ブリタをやめようかな?」と考えているなら、まずは自分に合った浄水器の選び方を知ることが大切です。
- ✅ 「とにかく安全な水を飲みたい!」 → 逆浸透膜(RO)浄水器なら、PFASもしっかり除去できます。
- ✅ 「手軽に取り付けたい!」 → 蛇口直結型の浄水器なら、簡単に導入可能。
- ✅ 「外出先でも安心したい!」 → 浄水ボトルなら、どこでもキレイな水が飲めます。
水は毎日口にするものだからこそ、信頼できる浄水器を選んで、安全でおいしい水を飲みましょう!

水を見直したあとは、体の内側から整えるケアもおすすめです。