夏の下校時、顔を真っ赤にして汗だくで帰ってくる子どもたち。影のない通学路、重たいランドセル、そして校則で日傘は禁止…そんな現状に、親としてハラハラしてしまいますよね。
市販の冷却スプレーや甘いスポドリには頼りたくない。


そんな自然派ママのために、今回は「学校にも安心して持たせられる熱中症対策グッズ」を厳選してご紹介します。
小学生の熱中症リスクは?親が知っておきたい現状
小学生は体温調節機能が未発達なため、大人よりも熱中症になりやすいと言われています。特に注意したいのが、最も気温が上がる午後の下校時間。影のないアスファルト道を、重い荷物を背負って歩く姿は、それだけで体力を奪われてしまいます。
「顔が真っ赤」「汗びっしょり」「ランドセルが蒸れて背中がぐったり」——そんな子どもの様子に、毎日ハッとさせられる方も多いのではないでしょうか。
学校側も工夫はしていますが、日傘の持ち込み禁止など、対策には制限があるのが現実。だからこそ、家庭でできる“自然派のやさしい対策”が大切です。
自然派ママが気をつけたい!熱中症対策グッズ選びのポイント
「冷えればいい」「飲めればいい」だけではなく、素材や成分にも気を配りたいのが自然派ママ。
以下の3つを基準にすると、選びやすくなります。
- 肌に直接触れるものは無添加・低刺激であること
- 化学薬剤や香料が使われていないこと
- 子ども自身でも扱いやすく、学校で使える仕様であること
特に注意したいのが、メントール入りの冷却グッズや甘味料入りのスポーツドリンク。刺激や添加物が強いものは避け、自然素材や家庭でできる工夫を活かしていきましょう。
自然派でも実用的!学校に持たせやすい熱中症対策グッズ5選
学校に持たせるには「ルールを守れること」「使いやすいこと」「効果があること」の3つが必須。

今回は実際の使用体験をもとに、自然派でも取り入れやすいアイテムを5つご紹介します。
① 折りたためる日傘|影のない通学路に必須!
近年は熱中症対策として、日傘の持ち込みを認める学校も増えています。中でもおすすめは、
- 折りたたみ可能
- UVカット・遮熱効果付き
- 無地や落ち着いたカラー
目立ちすぎないデザインなら、子どもが恥ずかしがらずに使えます。

② 魔法瓶タイプのミニ氷のう|冷たさ長持ちで繰り返し使える
登校前に氷を入れておくだけで、帰宅時にもまだ冷たさが残るのが魅力。肌に直接あててクールダウンしたり、習い事やスポーツ後にも活躍します。

ランドセルの中にも入るコンパクトサイズで、首・わき・ひざ裏などの冷却にぴったり。小さめサイズがちょうどいい!

③ 水筒の中をひと工夫|氷&天然塩+梅干しで、自然派の熱中症対策
- 大きめの氷を入れて、冷たさをキープ
- 凍らせる時に「天然塩」をひとつまみ加えると溶けにくく、電解質補給も同時に◎
- 梅干しを加えることで、しょっぱさがクセになり、子どもも飲みやすく


他にもあります!美味しい梅干し:おすすめの無添加梅干し5選
- 香ばしくてクセがない【麦茶】
- まろやかで体を冷やしにくい【三年番茶】
- しその香りがほんのり心地よい【梅しそブレンド茶】

④ クールタオル|水だけで冷たい、肌にやさしい冷感グッズ
肌にやさしい天然素材や、薬剤を使わない冷感タオルがおすすめ。首に巻いて、熱がこもりやすい部位を冷やすのに最適です。

⑤ ランドセル用保冷サポート|“蒸れ対策”重視で快適に
保冷パッドは午前中で溶けてしまうことも多いため、
- 通気性の高い背当てパッド
- 冷却ジェルなしでも汗を逃がすメッシュ素材
を選ぶことで、蒸れによる体力消耗を軽減できます。

安心して夏を乗り切るために
暑さが厳しい季節は、汗や肌トラブル、食欲の低下など、子ども特有のさまざまな悩みが出やすくなります。

熱中症対策とあわせて、気になるテーマがある方は以下も参考にどうぞ。
- 思春期のお子さんのニオイ対策はこちら:【思春期の体臭ケア】無添加で安心なデオドラント&石けん4選
- 腸から整える子どもの健康習慣:【保存版】子どもの腸活ごはん|毎日の食事で整える自然派の習慣
- 赤ちゃんから使える夏の肌を守るならこちらも:【2025年最新】赤ちゃんに安心な無添加日焼け止め5選
熱中症対策は「肌から冷やすこと」と「体の中から守ること」の両立が大切です。無理のない範囲で、できることから取り入れていきましょう。
今回紹介したグッズは、すべて自然派ママでも納得できるやさしい選択肢ばかり。お子さんの夏を少しでも快適に、安全に過ごせるよう、ぜひ参考にしてみてくださいね。
暑さ対策には、肌のケアだけでなく“飲み水の安全性”にも目を向けたいところ。実は水道水にもPFAS(有機フッ素化合物)が含まれていることがあり、気になる方も多いのではないでしょうか。
安心できる水の選び方はこちら:買ってはいけないミネラルウォーター|PFASリスクと安心な水の選び方
また、汗をかいた服のニオイやベタつきが気になる季節。洗濯の工夫も合わせて見直しておきたいですね。