結論:ホクレンのてんさい糖は基本的に安全。でも「無添加=完全安心」とは限らない
ホクレンのてんさい糖は、北海道産のてんさい(ビート)を原料に、添加物や遺伝子組み換え原料を使わずに製造されているため、基本的には安全な砂糖です。
でも、実際に私が自然派生活を意識し始めたとき、「てんさい糖って無添加だし体に良さそう」と思っていたんです。
ところが、詳しく調べてみると「無添加=完全に安心」ではないことに気づかされました。
たとえば、
- 原料の栽培段階で農薬が使われている可能性があること
- 「オリゴ糖が腸にいい」と聞いて、効果を期待しすぎてしまうこと
- 無添加表示だけで「安全」と思い込み、裏面表示や産地を見落とすこと
……こういった落とし穴、意外と多いんですよね。
そこでこの記事では、私自身の体験や調査も交えながら、自然派の人ほど見落としがちなポイントを5つご紹介しつつ、「てんさい糖は結局安全なのか?」について中立的に解説していきます。
この記事でわかること
- ホクレンてんさい糖に関する5つの注意点
- てんさい糖ときび砂糖、どちらが健康的か
- 遺伝子組み換えや農薬のリスクについて
- 無添加・オーガニックなてんさい糖の選び方
- 健康志向な自然派が気をつけたいポイント
【ホクレンてんさい糖 危険】自然派が見落とす5つの落とし穴
1. 「無添加なら安心でしょ?」と思っていた私の失敗談
私自身、昔は「無添加」って書いてあるだけで安心していた時期がありました。
でも、ある日友人に「その砂糖、農薬使ってるかもしれないよ」と言われてドキッとしたんです。
無添加といっても、それは「加工段階で添加物を使っていない」だけ。
原材料がどんな環境で育ったかまでは保証していないんですよね。
たとえば、農薬や化学肥料が使われているかどうかまでは「無添加」という言葉ではわかりません。
「無添加=安全」ではない。これが、自然派として最初にぶつかった現実でした。
2. ホクレンてんさい糖の原料と農薬問題
ホクレンのてんさい糖は北海道産のてんさいを原料としていますが、てんさい栽培では除草剤や農薬の使用が一部で認められています。
実際に農林水産省の広報誌「aff」でも、てんさい栽培において農薬や省力化の工夫が紹介されています(※参考:農水省 aff 2021年11月号|てん菜の新たな挑戦)。
私はこの事実を知ったとき、「え、国産=無農薬だと思ってた…」とショックを受けました。
もちろん、基準内での使用なので健康へのリスクは低いですが、無農薬にこだわる人は、オーガニック認証の有無をチェックしたほうが安心です。
3. 遺伝子組み換えって使ってるの?
この点は安心してください。ホクレンのてんさい糖は国産原料を使っているため、遺伝子組み換えではありません。
日本ではてんさいの遺伝子組み換え栽培は認可されておらず、市場に出回っていないので、基本的にリスクはゼロに近いです。
ただ、海外産の安価なてんさい糖には遺伝子組み換えの可能性があるため、輸入品を選ぶ際は原産国や製法の確認が必要です。
4. てんさい糖の健康効果に期待しすぎないで!
「てんさい糖ってオリゴ糖が入ってるから腸にいいんでしょ?」とよく聞かれます。
実は私もそう思っていました。
でも実際には、含まれているオリゴ糖の量はごくわずか。
腸活を目的にするなら、他のオリゴ糖食品の方が効果的です。
また、てんさい糖は上白糖に比べて血糖値の上昇が緩やか(低GI)とされますが、結局は砂糖なので摂りすぎには注意。
「普通の砂糖よりマシ」くらいの意識で付き合うのが、自然派の正しい使い方かもしれません。
5. 赤ちゃんや妊婦さんに使っても大丈夫?
第一子の離乳食のとき、「てんさい糖なら赤ちゃんに使ってもいいかな?」と迷ったことがあります。
調べた結果、赤ちゃんにも使えるけど“なるべく控えめに”が基本ということがわかりました。
特に赤ちゃんは味覚が敏感なので、甘みに慣れすぎないようにすることが大事です。
妊婦さんも、血糖値が上がりやすい時期なので甘味は少量に。
どうしても使いたいときは、安全性の高い製品を少量使うのがおすすめです。
きび砂糖とてんさい糖、どちらが健康にいいの?
どちらが良いかは目的によります。
- 冷え性が気になる人にはてんさい糖:てんさいは体を温める「陰性食品」と言われています。
- ミネラルを重視したい人にはきび砂糖:きび砂糖はカリウムやカルシウムなどのミネラルが豊富。
私も冬場はてんさい糖、夏場や汗をかく季節はきび砂糖を選んで使い分けています。
どちらも自然派には嬉しい選択肢ですが、「どちらかが万能」ではないんですね。
安全なてんさい糖の選び方
無農薬・オーガニック表示をチェック
自然派なら気になるのが「農薬の有無」。

以下の表示がある製品はより安心。
- 有機JASマーク
- 無農薬・減農薬表示
- 国産&生産者情報が明記されている
特にホクレンのような大手だけでなく、生活クラブやオーサワなど、自然食品専門ブランドの商品もおすすめです。
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精製度の低いものを選ぶ
白くてサラサラな砂糖は精製度が高い=ミネラルも除かれている場合が多いです。
てんさい糖なら、茶色っぽくザラッとした粒子のものを選ぶと、より自然に近いですよ。
まとめ|てんさい糖は「安心」だけど「過信」は禁物!
ホクレンのてんさい糖は国産・無添加で、基本的には安心して使える砂糖です。
でも、
- 無添加表示に安心しすぎない
- 農薬や精製度にも注目する
- 自分や家族の体質・目的に合った砂糖を選ぶ
こういった視点を持つことで、自然派の生活はもっと安心で楽しくなります。
「安全か危険か」ではなく、「どう選ぶか」が大事ですね。
よくある質問(FAQ)
Q. ホクレンのてんさい糖は遺伝子組み換え?
A. いいえ。日本ではてんさいの遺伝子組み換え栽培は認可されていません。
Q. 赤ちゃんに使ってもいい?
A. 基本的には使用可能ですが、なるべく控えめに。甘みに慣れすぎないように注意しましょう。
Q. てんさい糖ときび砂糖、どちらが体に良い?
A. 体質や目的によります。冷え対策にはてんさい糖、ミネラル補給にはきび砂糖がおすすめです。