この記事でわかること
- 赤ちゃんに白湯はいつから与えていいの?
- 白湯と湯冷ましの違いとは?
- 正しい白湯の作り方と保存方法
- 飲ませるときの温度やタイミング
- 嫌がるときの対処法と注意点
結論:生後1ヶ月〜3ヶ月ごろから、必要に応じて少量ずつ
私も最初は「白湯っていつから飲ませていいの?」と悩みましたが、小児科で相談したところ「生後1ヶ月を過ぎていれば、少量からOK」とのことでした。
とはいえ、母乳やミルクで水分が足りていれば、無理に与える必要はありません。
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白湯と湯冷ましの違いとは?
「白湯と湯冷ましって何が違うの?」とよく聞かれます。見た目はほぼ同じでも、目的や使い方に違いがあります。
項目 | 白湯 | 湯冷まし |
---|---|---|
作り方 | 沸騰したお湯を50℃程度に冷ます | 水道水を煮沸して冷ます |
目的 | 体を温めたり内臓を休める | 雑菌や塩素を除去して調乳や水分補給に使う |
主な対象 | 大人・乳幼児 | 主に赤ちゃん |
赤ちゃんに与える場合は、「あたたかくて胃にやさしい水」というイメージでOKです。
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白湯はどうやって作る?
白湯は、大人にとっても健康と美容にうれしい飲み物として知られています。
赤ちゃん用に作るときと、大人が体を温めるために飲むときとでは目的が少し違いますが、基本の作り方は共通しています。
関連記事:【白湯の効果】健康&美容に効く理由と簡単な飲み方!
白湯の作り方(赤ちゃん向け)
- 清潔なやかんか鍋に水道水を入れる
- 沸騰後、そのまま5分ほど加熱
- 哺乳瓶やカップに移し、50℃くらいまで冷ます
※水道水が心配な場合は、RO水や軟水の市販水を使うのも安心です。
関連記事:赤ちゃんに湧水・天然水・鉱水は危険?硬水・軟水の違いを解説
いつ、どのくらい飲ませるの?
飲ませていいタイミング
- 授乳の間に喉が渇いていそうなとき
- お風呂あがりや暑い日など、軽い水分補給として
量の目安
- 生後1〜3ヶ月:スプーン1杯〜2杯ほど
- 生後4〜6ヶ月:10〜30mlをゆっくりと
「うちの子は1口しか飲まなかったけど、それでもいいのかな?」という声を、ほかのママからもよく聞きます。でも、それで大丈夫。少しずつ慣れていくものなので、焦らず様子を見ていきましょう。
白湯を嫌がるときの対処法
うちの子も最初はイヤそうな顔をしていたので、試行錯誤しました。
よくある理由と工夫
- 温度が合っていない → 少しぬるめ(40〜50℃)が飲みやすい
- 味に慣れていない → スプーンでちょこっとずつ慣らす
- 哺乳瓶やマグの形が合わない → 別の飲み口を試してみるのも手

無理に飲ませようとせず、赤ちゃんのペースを尊重するのが一番です。
保存と再加熱のポイント
赤ちゃんに与える水として気になるのが、水道水の安全性。
地域によってはPFAS(有機フッ素化合物)などの有害物質が含まれている可能性もあります。
白湯は煮沸することで塩素や雑菌は除去できますが、PFASは煮沸では除去できません。
心配な場合は、RO水や「PFAS不検出」と記載のある軟水の市販水を使うと安心です。
作り置きして使うこともありますが、やっぱり新しいものが安心。
- 作った白湯はできればその都度使い切る
- 冷蔵保存するなら24時間以内が目安
- 再加熱は電子レンジOK。沸騰は避けて50℃前後に
まとめ:赤ちゃんの様子に合わせて、白湯を少しずつ
- 白湯は生後1ヶ月頃から飲ませられるが、無理に与える必要はない
- 清潔に作り、温度や飲み方にも注意を
- 嫌がるときは焦らず、少しずつ慣らしていこう