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岩塩と海塩の違い|無添加志向さんの安全な塩の選び方ガイド

岩塩と海塩って、どっちが体に良いんだろう?

はてなさん
はてなさん


ヒマラヤ岩塩は健康にいいって聞いたけれど、本当なの?

はてなさん
はてなさん

そう思ったことはありませんか?塩売り場を見ていると、ピンクソルトや岩塩、海塩、不思議な名前の塩がずらりと並んでいて、どれを選べばいいか迷ってしまうことがありますよね。

私も無添加志向になり始めた頃は、

  • 岩塩のほうがミネラルが多そう
  • 海塩はマイクロプラスチックが心配
  • 「岩塩は体に悪い」という噂も聞いたことがある…

と、もやもやした気持ちでパッケージの裏をじっと見つめていました。

結論からお伝えすると、

  • 岩塩と海塩は採れる場所と製法は違うけれど、主成分のナトリウム量はほぼ同じ
  • 「どっちが体にいい?」よりも、自分の目的(味・産地・安心感)で選ぶほうがしっくりくる
  • 健康面では、種類より“塩分のとり過ぎないこと”が最重要

という点がとても大切です。

この記事では、無添加志向・自然派ママさん向けに、岩塩と海塩の基本、味やミネラルの違い、マイクロプラスチックなどの安全性、料理に合わせた選び方をやさしくまとめました。

この記事でわかること

  • 岩塩と海塩の違い(採れる場所・製法・味の傾向)
  • 無添加志向の方向けの「安全性の見極め方」
  • 目的別の塩の使い分け
  • 市販で買いやすい塩の例

「具体的にどの塩を買えばいいの?」という方は、こちらも参考にどうぞ。


天然塩おすすめ】スーパーで買える厳選7選!選び方&成分比較

岩塩とは?採れる場所と製法

岩塩は、太古の海水が地中に閉じ込められ、何千年もの時間をかけて結晶化した塩です。もともとは海の塩ですが、地面の中にある「塩の岩」を砕いて取り出します。

● 主な産地
パキスタン(ヒマラヤ岩塩)、ドイツ、イタリアなど海外が中心。日本ではほぼ採れません。

● 製法
採掘 → 粉砕 → 洗浄 → 乾燥。
とてもシンプルで、加工度が低い=無添加のことが多いです。

● 色がピンクの理由
鉄分などの微量ミネラルによる色で、添加物ではありません。

● 安心ポイント
地中から採れるため、今の海のマイクロプラスチック汚染の影響を受けにくいと考える研究もあります。

● 気をつけたい点
海外産が多いので、「どの国で採れているか」などの情報チェックは大事です。

海塩とは?製造方法と種類の違い

海塩は、現在の海水を濃縮して水分を飛ばし、結晶化させた塩。

バンビ
バンビ

日本のスーパーで最もよく見かけるタイプです。

主な製法

● 天日塩
太陽と風の力で水分をゆっくり飛ばす。ミネラルがほどよく残る。

● 平釜塩
濃縮した塩水を釜で炊き上げて結晶化。日本の伝統的製法。

● 精製塩
イオン交換膜などで塩化ナトリウムをほぼ取り出したもの。ミネラルはほぼゼロ。

同じ海塩でも、

  • 海水100%の自然塩
  • 海外の天日塩を日本で溶かして再結晶させた塩
  • あとからミネラルを加えた加工塩

など内容がバラバラです。

岩塩と海塩、味とミネラルの違い

バンビ
バンビ

わかりやすく比較すると次の通りです。

● 主成分
どちらも「塩(ナトリウム+塩化物イオン)」でほぼ同じ。

● ミネラル
岩塩:鉄・カルシウムなどが多め
海塩:マグネシウム・カリウムなどが微量残る

● 味
岩塩:塩味がストレートでしっかり。肉料理に合う
海塩:まろやかで和食に合う

● 塩分量
どちらも約40%前後でほぼ同じです。

バンビ
バンビ

「岩塩は体に良い」という言われ方をすることがありますが、特別に健康効果がある根拠はありません。塩の健康影響は“種類より量”。これは専門家も共通して述べています。

無添加派・健康志向におすすめなのはどっち?

ここが一番気になるところですよね。無添加志向の視点で整理します。

岩塩の良いところ

  • 製法がシンプルで無添加のものが多い
  • 地中由来なので、海のマイクロプラスチック影響を受けにくいとされる
  • ミルで挽くと香りと満足感が出て、少量でも美味しい

岩塩の気になるところ

  • 海外産が多く、採掘環境の情報がつかみにくい場合も
  • 不純物などの混入リスクがゼロではない
  • ネット上で極端な健康メリット・デメリット情報が出回りやすい

海塩の良いところ

  • 国産が多く、産地や作り手の顔が見えやすい
  • 天日+平釜などの自然製法ならミネラルがほどよく残る
  • 味噌汁・おにぎり・漬物など和食に合う

海塩の気になるところ

  • 世界中の調査で、海塩からマイクロプラスチックが検出される事例が多い
  • (とはいえ)健康への影響はまだ研究段階
  • 海域や製法で品質差が大きいので、ラベルチェックが重要

塩の選び方3つのポイント

「岩塩か海塩か」よりも、次の3つに注目すると、ぐっと選びやすくなります。

① 原材料がシンプルか確認

・岩塩 → 原材料が「岩塩」だけ
・海塩 → 原材料が「海水」「海水(〇〇県)」など

「塩化ナトリウム」「調味料(アミノ酸等)」とある場合は加工塩なので、無添加志向の方は注意。

② 製法が明記されているか

・天日
・平釜
・天日濃縮+平釜

など、自然な製法が書かれているものが選びやすいです。

③ 自分の「心配ポイント」を整理

・マイクロプラスチック → 岩塩 or 検査情報がある海塩
・産地を応援したい → 国産海塩
・毎日たっぷり使う → 味と価格のバランスが良い海塩

こんな人には岩塩、こんな人には海塩

岩塩がおすすめの人

・マイクロプラスチックの影響を最小限にしたい
・仕上げ用に「少量で満足できる塩」を使いたい
・肉料理や焼き野菜が好き

海塩がおすすめの人

・味噌汁・煮物・おにぎりなど、和食中心の家庭
・家族みんなで“なじみのある味”を使いたい
・国産の安心感がほしい

料理別の使い分け

・岩塩 → ステーキ、ロースト、じゃがいも、焼き野菜
・海塩 → 和食全般、汁物、漬物、おにぎり

市販で買いやすい岩塩と海塩

ヒマラヤ岩塩(ピンクソルト

・見た目が美しく、仕上げに使いやすい
・ミルタイプが人気
・鉄分等による色で、健康効果は“おまけ程度”

沖縄の自然海塩(例:粟国の塩

・海水100%を天日+平釜で仕上げた自然塩
・まろやかで和食との相性抜群

伯方の塩(再製加工塩)

・海外の天日塩を日本で溶かして再結晶
・精製塩より自然、完全自然塩より加工寄り
・スーパーで買いやすい入口の塩
伯方の塩の原材料と製法はこちら

よくある質問【FAQ】

岩塩は体に悪い?

根拠の薄い極端な表現で語られることも多いですが、岩塩も海塩も主成分は「塩(ナトリウム)」です。
大事なのは“種類より量”。持病がある方は医師の指示を優先してください。

海塩のほうがミネラルが多くて健康に良い?

ミネラルはあくまで微量で、塩から大量に摂れるわけではありません。
ミネラル補給は、野菜・豆類・海藻・ナッツ類を基本にするのがおすすめです。

マイクロプラスチックが心配。海塩は避けるべき?

海塩に検出例が多いのは事実ですが、健康影響はまだ研究段階です。
気になる場合は、「岩塩を仕上げに使う」「検査情報のある海塩を選ぶ」など“できる範囲”で整えるのがおすすめ。
マイクロプラ対策向けの塩まとめ

まとめ|目的に合った塩選びで、安心・おいしい食卓へ

岩塩と海塩には違いがありますが、主成分である塩分量はほぼ同じです。
「どっちが体に良い?」という正解探しよりも、

・家族が安心できる産地や製法か
・毎日の料理に使いやすい味か
・マイクロプラスチックなどの不安とのバランス
・そして“かけ過ぎない”工夫

を意識して選ぶほうが、無添加志向の方にはしっくりくると感じています。

まずは、

・メインの調理用に自然海塩をひとつ
・仕上げの味付けに岩塩をひとつ

という「2種類持ち」から試すのもおすすめです。

塩が変わるだけでも、毎日のごはんがやさしく整っていくのを感じられるはずです。あなたのキッチンにも、「これが好き」と思える塩が見つかりますように。

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無添加ブロガー | 無添加生活10年目

繰り返す便秘と大人ニキビが、無添加生活でスッキリ改善!

子育て中でも、がんばりすぎない「無添加ライフ」を発信中。

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