高齢の親が一人で食事を用意するのは、思っている以上に大変です。
私の母も一人暮らしになり、以前より「ご飯の支度が面倒」「作っても食べきれない」と口にするようになりました。
この猛暑で体力が落ちていくなか、「ちゃんと食べてね」と言葉をかけるだけでは足りない気がして。
そんなときに思いついたのが、無添加で安心できる「個食型」の宅配弁当サービスを贈ることでした。

この記事では、私自身が「親に贈る前提」で選んだ、無添加志向のシニアにやさしい宅配弁当サービス3選(冷凍タイプ)を紹介します。
✔ 比較表|高齢の親に贈りやすい無添加冷凍宅配弁当3選
サービス名 | 無添加レベル | 価格帯(税込) | 配送方法 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
まごころケア食 | 合成保存料・合成着色料不使用(※調味料など一部添加物あり) | 7食 4,160円〜 | 冷凍 | やわらか食・制限食など高齢者向けコースが豊富。見守りにも◎ |
ウェルネスダイニング | 合成保存料・合成着色料不使用(※調味料など一部添加物あり) | 7食 4,968円〜 | 冷凍 | 管理栄養士監修。バランス食・塩分制限・たんぱく制限など対応 |
食宅便(しょくたくびん) | 保存料・合成着色料不使用(※調味料など一部添加物あり) | 7食 4,173円〜 | 冷凍 | 柔らか食や糖質控えめなど豊富なコース。味にも定評あり |
※紹介している宅配食は、合成保存料・合成着色料は使用されていませんが、調味料(アミノ酸等)など一部の添加物が含まれる場合があります。完全無添加ではありませんが、健康に配慮された内容となっています。
【こんな悩みに】高齢の親のごはん、どう支える?
親も年齢とともに体力が落ち、「毎日ごはんを作るのがしんどい」と感じていることがあります。
- 冷蔵庫に食材があっても料理する気力が出ない
- 暑さで食欲が落ちる中、栄養のあるものを作るのが難しい
- 毎食きちんと用意するより、簡単に済ませがち
本人にまかせていると、気づけば食事のバランスが偏っていたり、食事抜きの日があることも。
私自身も、「自由にしておいでよ」という夫からの自信のある言葉に期待しすぎた結果、マクドナルドの袋が散乱した部屋に帰ってきてモヤモヤした経験があり…
「誰かが作ってくれる」だけでも安心感が違うと痛感しました。
親も子も、「ラクしていい」という選択肢がもっとあっていいのではと思います。
【作り置きは限界?】離れて暮らす親に「温めるだけ」の備えを
「親のために作り置きして届ける」という方法もありますが、こんな悩みも耳にします。
- 自分の家庭や仕事との両立がむずかしくなった
- 作り置きを届けても、うまく食べきれずに余る
- 遠方に住んでいて頻繁には通えない
そんなとき、冷凍でまとめて届けられる宅配弁当は、親子ともに無理がない方法です。
食べたいときにレンジで温めるだけ。見た目もおかずの品数もそろっているので、「自分のためにちゃんと用意された」という安心感も生まれます。
【選ぶポイント】シニア向け宅配食、何を基準にする?

高齢の親に贈る宅配食を選ぶとき、私が重視したのは次のようなポイント
- できるだけ添加物が少ないこと(無添加・自然派の視点)
- 冷凍で保存でき、食べたいときに温められること
- 食材がやわらかく食べやすいか
- 味付けが濃すぎず薄すぎず、食べやすいか
- 子どもが代理で注文・支払いできるか
特に親がネット注文に慣れていない場合、子どもが代理で注文して届ける仕組みが整っているかどうかも重要な視点です。
【1】まごころケア食|高齢者に特化した冷凍弁当
✔ 合成保存料・合成着色料不使用(※調味料など一部添加物あり)。やわらか食・制限食など高齢者向けコースが豊富
- 管理栄養士が監修したコース設計(健康バランス・塩分・たんぱく・糖質制限など)
- 冷凍保存OKで、レンジでチンするだけ
- 見守りプランもあり、一人暮らしの親への贈り物にも最適
【2】ウェルネスダイニング|栄養バランスを重視した食事ケア
✔ 合成保存料・合成着色料不使用(※調味料など一部添加物あり)。管理栄養士監修のバランス食が充実
- 制限食(塩分・たんぱく・カロリー)にも対応
- 食事の相談サポート付き
- 一人分ずつ個包装で、冷凍ストックできるのも◎
【3】食宅便(しょくたくびん)|手軽で美味しい冷凍弁当
✔ 保存料・合成着色料不使用(※調味料など一部添加物あり)。味付けのバランスがよく、飽きにくい
- 柔らかいメニューやカロリー・糖質・塩分制限などコース豊富
- 注文もネット・電話から選べて親世代でも安心
- 冷凍で好きなときに温めて食べられる手軽さが魅力
【体験談】私が「親に宅配弁当を贈ろう」と思った理由
父が亡くなってから母が一人暮らしになり、最近は暑さで食欲も落ち気味。
口では「元気だよ」と言っていても、電話の声が少し疲れているように感じていました。
買い物も大変、調理も面倒、でも「何か食べないと」とインスタントや惣菜パンで済ませがち。
そんな日が続いていたようで、私が冷凍宅配弁当を注文して届けることにしました。
母がネットで注文するのはハードルが高いし、支払いの仕組みも面倒。
でも、届いたおかずをレンジで温めるだけなら、母にもできる。
まずは数食分、様子を見ながら利用してみようと思っています。
【まとめ】「無理せず食べる」が一番のケアになる
高齢になると、「ちゃんと作って、ちゃんと食べる」ことそのものが負担になります。
子どもとしては「食べて元気でいてほしい」と願うからこそ、“作らなくても、温めるだけで栄養がとれる”という選択肢を用意しておきたいもの。
宅配弁当は「贅沢」ではなく、「備え」や「思いやり」のひとつです。
ぜひあなたのご家族にも合うサービスを、気軽に取り入れてみてくださいね。